研究課題
基盤研究(C)
新生嗅細胞の分化・成熟過程に、嗅覚入力がどのような影響を及ぼすのかを検討した。嗅上皮障害後の再生過程を観察すると、障害後14日以降で、鼻閉側の嗅上皮が薄く、嗅細胞数や成熟嗅細胞数も開放側と比較して減少していた。さらに新生細胞の成熟は、嗅覚入力期間ではなく、障害後7-14日の嗅覚入力に依存することを明らかにした。閉塞後再開放側の嗅球背側領域の匂い刺激に対する神経活動は、開放側と比較して低下しており、嗅覚入力遮断による嗅上皮障害後の組織学的な不完全再生は、嗅覚機能面にも影響を及ぼすことが明らかした。
すべて 2016 2015 2014
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) 産業財産権 (1件)
Sci Rep
巻: 6 号: 1 ページ: 35361-35361
10.1038/srep35361
130006708720
J Neurosci.
巻: 35 号: 6 ページ: 2657-2673
10.1523/jneurosci.2484-14.2015
JOHNS
巻: 30 ページ: 881-884