研究課題
基盤研究(C)
本研究では、①様々な苦味物質に対する応答プロファイルによりマウス苦味受容細胞が幾つかのタイプに分類されること、②茸状、有郭乳頭間でこれら苦味細胞の応答プロファイルに差がないこと、③これら細胞での苦味受容にはgustducin-PLCβ2-TRPM5を介する伝達経路が重要であること、④ヒト苦味受容体阻害剤がマウスの苦味応答には影響を与えないこと、⑤CCKが苦味受容細胞から味神経線維への情報伝達に関与する可能性を示した。これらにより、味細胞における苦味受容機構について明らかとし、末梢における苦味情報の伝達及びコーディングについての知見を得た。
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