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新規歯科材料としての熱応答性ポリウレタンの基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 26462889
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

富田 浩一  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (20315427)

研究分担者 徳田 雅行  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (20253891)
蟹江 隆人  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (70152791)
塚田 岳司  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70236850)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード熱応答性ポリウレタン / 磨耗試験 / 機械的性質
研究実績の概要

昨年度に引き続き、熱応答性ポリウレタンが口腔内での実際の歯磨きの磨耗にどれだけ耐用するかを調べるために、2cmx5cmx2cmの金型を使用し、熱応答性ポリウレタンを金型に入れて80℃1時間の加熱軟化を行った。軟化後に硬化時の硬化収縮をできるだけ抑えるために、金型の上から透明ガラス板で室温で6~8時間圧接を行い、ゆっくりと冷却させて熱応答性ポリウレタンの実験試料を作製した。
試料を作製後に、実際の口腔内での歯磨き状態に近づけるように、歯ブラシ磨耗試験機、歯ブラシ(デントEXスリム2 33M)を使用し、磨耗条件を通常の歯ブラシ指導で推奨される歯ブラシの歯への荷重200gf、電動歯ブラシで歯磨きをした場合の1歯面あたりの平均的なブラッシング回数に近い毎分120回に設定した。磨耗試験を行うための磨耗させる歯ブラシの振り幅を4cmに設定した。
歯ブラシ磨耗試験は、計10000回、計20000回、計30000回の3種類を行い、それぞれ5個ずつの試料を使用して、磨耗試験を行った。また、歯ブラシ磨耗試験時に、時間経過とともに歯ブラシの毛先が開き、試料に垂直に毛先が接触しなくなるのを避けるため、各回数10000回ごとに歯ブラシを交換して磨耗試験を行った。各磨耗試験が終了した後に、磨耗させた中心部2cmを切断して切片を作製し、表面粗さ計を使用して磨耗量をそれぞれ計測した。
歯ブラシ磨耗試験の結果、各回数での歯ブラシによる熱応答性ポリウレタンの磨耗量は、10000回で0.130mm、20000回で0.091mm、30000回で0.133mmの磨耗量が計測され、歯ブラシ磨耗回数10000回と30000回との差はなかった。以上より、歯ブラシの磨耗による熱応答性ポリウレタンの磨耗量は、磨耗回数30000回まででは、大きな磨耗量の変化は見られなかったため、有用な歯科材料となることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 新規材料としての熱応答性ポリウレタンの基礎的研究(第一報)熱応答性ポリウレタンの機械的性質2014

    • 著者名/発表者名
      富田浩一
    • 学会等名
      日本歯科保存学会
    • 発表場所
      山形テルサ
    • 年月日
      2014-10-30 – 2014-10-31
    • 関連する報告書
      2014 実施状況報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2017-01-06  

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