研究課題/領域番号 |
26462963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
千葉 美麗 東北大学, 歯学研究科, 講師 (10236820)
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研究分担者 |
五十嵐 薫 東北大学, 歯学研究科, 教授 (70202851)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 振動 / 周波数 / 加速度 / 骨芽細胞 / iPS細胞 / 歯科矯正学的歯の移動 / 歯周組織 / 骨密度 / 破骨細胞 / 振動刺激 / 骨形成 / 血流 / ERK1/2 / アクチンストレスファイバー / ビンキュリン / 接着斑 / リモデリング / メカニカルストレス / 配向性 |
研究成果の概要 |
振動刺激により歯周組織が活性化されることが明らかとなってきているが、不明な点が多い。本研究では、マウス骨芽細胞様細胞MC3T3-E1細胞を培養し、振動刺激を負荷して細胞を解析した。振動刺激は骨芽細胞分化を促進し、その効果は加速度の影響が重要であることが明らかとなった。また、生体内における振動刺激による影響は、臨床的歯の移動モデルラットの歯およびその周囲組織に振動刺激を負荷して解析した。麻酔下での骨および周囲組織の経時的変化をマイクロCTにより解析定量し、振動刺激の効果を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科矯正治療には長期間を要する事が多く、治療の長期化に伴って齲蝕(むし歯)や歯周病などの問題が発生し、患者の精神的負担も大きい。また、治療期間の長期化は、重篤な副作用のひとつである歯根吸収の発現と関連性が高いことが報告され、治療期間を短縮する方法が求められている。 本研究では、振動刺激により歯周組織を活性化する刺激条件を解明した。副作用がなく生理的かつ速やかな骨改造制御の開発は、治療における骨吸収と骨形成の制御(矯正治療速度制御、副作用防止、動的治療期間および保定期間の短縮、術後経過の安定)、歯科インプラント植立時の新生骨再生、抜歯後の治癒促進などへの応用が期待される。
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