研究課題
基盤研究(C)
本研究では、集束型超音波洗浄を利用した口腔治療器の研究開発をおこなった。その結果、350kHz前後の周波数帯で、振動子の小型化に成功し、印加電力と音圧関係は印加電圧依存的に音圧が上昇した。バイオフィルムの除去効果は10Wで約17%の残存率で印加電力と残存バイオフィルムの間には、負の相関関係があった。また、EDXで観察すると、試験片表面に細菌塊や、表面に対する損傷は観察されず、元素分析においても、主成分であるTiが96%存在した。ミニブタの口腔組織による安全性試験を行った結果、照射ワット数10Wは好中球浸潤、単核細胞浸潤、水腫等の炎症の急性期の反応がみられなかった。
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