研究課題/領域番号 |
26463245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 熊本大学 (2016-2018) 大阪府立大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
松本 智晴 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (80540781)
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研究分担者 |
宇都 由美子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (50223582)
井上 奈々 大阪府立大学, 看護学研究科, 助教 (80611417)
吉田 拓真 鹿児島大学, 理工学域理学系, 准教授 (80707141)
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研究協力者 |
山本 むつみ
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 電子カルテ / アクセスログ / 看護学生 / 臨地実習 |
研究成果の概要 |
本研究は、患者の入院や手術において看護学生と看護師の電子カルテ閲覧の画面遷移を比較し、看護師による効率的な情報収集技法のモデリングを行い、看護学生の情報収集支援ツールを開発する。看護学生は、最初にバイタルサインや一般状態を確認し、多職種のアセスメント記録から情報を得ていた。一方、看護師は最初に多職種のアセスメント記録を確認し、バイタルサインや一般状態の情報を収集していた。各画面の関係性を表した散布図は、看護学生は分散が大きいのに対し、看護師は分散が小さかった。看護学生の課題は、電子カルテの情報構成についての知識、多職種と協働した患者の問題解決の思考であり、これらの課題を支援する教材を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護学生と看護師の電子カルテ閲覧パターンの差異を明らかにしたことは学術的意義が深い。看護学生の電子カルテの情報構成についての知識及び多職種と協働した患者の問題解決の思考についての課題は、看護基礎教育における課題ともいえる。臨床では、患者の問題に対し多職種が協働して専門的なアプローチが求められており、在宅医療においてはさらに進んでいる。このような背景を考えると、看護基礎教育における従来からの看護過程のみの教育では、患者の問題へのアプローチに対する思考や、多職種の専門性への意識が育ちにくい。したがって、チーム医療の思考を育む教材での教育は、在宅医療が推進される現代において社会的意義も深いと考える。
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