研究課題/領域番号 |
26463254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
酒井 太一 順天堂大学, 保健看護学部, 准教授 (50363734)
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研究分担者 |
鈴木 みちえ 順天堂大学, 保健看護学部, 客員教授 (50300166)
岩清水 伴美 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (60516748)
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研究協力者 |
土屋 陽子
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 看護基礎教育 / 看護大学生 / 主体的学習 / 主体的学修 / 能動的学修 / アクティブ・ラーニング |
研究成果の概要 |
看護大学生が捉える「主体的学習」の概念構造は、動機付け因子と活動因子の2因子からなっていた。動機付け因子は、内発的動機付けとして【学ぶ楽しみの実感】【興味関心の連鎖】【知的欲求の萌芽】、外発的動機づけとして【学習の意義の認識】があった。活動因子は、認知的方略として【自己学習による授業の反芻】【期限で区切られた学習の取り組み】、外的リソース方略として【同学年との切磋琢磨】【異学年からの刺激】【学習に適した環境の選択】があった。 「主体的学習」とは、学習を促進する肯定的な感覚の経験や学習目的の認識を動機とした、自分でコントロールできる学習方法の実践や他者との協同による学習活動と定義された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、全国の大学でアクティブ・ラーニング(AL)が積極的に取り組まれている。ただし、その取り組みの評価指標は、学生による満足度等に委ねられ、主体的学習が評価しきれていない懸念がある。主体的学習の概念を明らかにし、それを把握することができればALの取り組みのPDCAサイクルを実質的に強化し、これを飛躍的に向上させることができる。 世界的に少子高齢社会が進む我が国において、本研究は従来の知見のみに頼らず、未知の課題に対して自ら主体的に学び解決し続けることのできる看護職の養成を一助となる。これにより、新たな知見や技術の導入を可能とし、国民の健康と福祉の向上にさらなる貢献をすることが期待される。
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