研究課題/領域番号 |
26463320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 愛知県立大学 (2016-2018) 目白大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
石光 芙美子 愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (00453457)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | せん妄 / 術後せん妄 / 質指標 / 症状看護 / 臨床看護 / 周術期看護 / クリティカルケア看護 / 閾値下せん妄 / 質評価 / チームアプローチ |
研究成果の概要 |
チームアプローチを基盤にした術後せん妄ケアにおいて、臨床看護師は中心的な役割を担う。本研究ではせん妄の未発症期から、発症前駆期、発症重篤期、回復期、離脱期というせん妄の発症経過に応じて達成され得る看護アウトカムと、それに必要なケア項目(質指標)を作り上げた。この特徴は発症経過別に作成したことで、患者の療養の場に変化が生じても、一定レベルのせん妄ケアの継続と看護評価を可能にすることであり、術後せん妄の予防や重篤化を回避できるにとどまらず、せん妄発症後も正常な状態に回復するまで、継続的な支援を可能にすることである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
患者の療養の場や看護師の経験年数の違いに関わらず、患者と家族を中心に一定レベルのせん妄ケアを提供するために、術後せん妄の発症経過別に看護アウトカムおよびケア項目を構築した本研究の成果は、国内では初の試みである。特に発症経過の中に、閾値下せん妄を示す発症前駆期や、せん妄からの回復の兆しが見え始めた回復期、せん妄症状が完全に消失した離脱期を区分したことで、看護師の経験知によってこれまで行われてきた「せん妄からの回復」自体の判断を、看護師が適切に評価できる可能性を有すると考えられ、本ケア項目とアウトカムによって、せん妄からの完全な回復までの一連の過程に継続的な支援が可能になると考える。
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