研究課題/領域番号 |
26463339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
森 恵子 浜松医科大学, 医学部, 教授 (70325091)
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研究分担者 |
雄西 智恵美 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (00134354)
氏原 恵子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (70645431)
秋元 典子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (90290478)
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研究協力者 |
今野 弘之
神谷 欣志
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 食道がん / 集学的治療 / 質的研究 / 回復の実感 / 修正版グラウンデッドセオリーアプローチ / 生活再構築 / 食道癌 / 生活の再構築 / 内容分析 / がんリハビリテーション |
研究成果の概要 |
食道がんのために集学的治療(手術療法後に補助療法として化学療法、放射線治療のいずれか、あるいは両方)を受けた患者、22名に対して、半構造化面接を実施し、修正版グラウンデッドセオリーアプローチ(MGTA)の手法を用いて分析を行った。その結果、食道がんのために集学的治療を受けた患者が、治療プロセスの中で「回復の実感」を獲得するためには、1.食べる楽しみを取り戻せ、回復への期待、回復の実感が得られる支援、2.外来受診時や電話訪問による患者の体験の傾聴、3.家族、友人からの援助協力を求める支援、4.ピアサポートの活用、5.がんサロンの運営、等の看護支援が必要であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、食道がんのために集学的治療(手術療法後に補助療法として化学療法、放射線治療のいずれか、あるいは両方を受け、面接時点で治療が終了している患者で、退院後1年以上6年未満の患者)を受けた患者を対象に研究を行った。その結果、患者が「回復の実感」を獲得するためには、【食べる楽しみを取り戻せ、回復への期待、回復の実感が得られる支援】【外来受診時や電話訪問による患者の体験の傾聴】【家族、友人からの援助協力を求める支援】【ピアサポートの活用】【がんサロンの運営】の看護支援が必要であることが明らかとなった。本研究の結果は、他の消化器系がん疾患のために集学的治療を受ける患者にも適応可能であると考える。
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