研究課題/領域番号 |
26463406
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
田淵 紀子 金沢大学, 保健学系, 教授 (70163657)
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研究協力者 |
小西 佳世乃 金沢大学, 保健学系, 助教 (80708470)
鏡 真美 金沢大学, 保健学系, 准教授 (60334786)
毎田 佳子 金沢大学, 保健学系, 教授 (20397219)
島田 啓子
三村 あかね
頼 玲瑛
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 育児困難 / 児の泣き / 育児支援 / 介入 / 不安傾向 / ストレス対処能力 / 母親 / プログラム / 乳児 / 泣き / 育児困難感 |
研究成果の概要 |
本研究では、児の泣きに着目し、泣きの見極めができるようになる時期などを示したリーフレットを用いて情報提供を行う介入群と通常ケアを行う対照群での継続調査の結果を比較検討した。生後1ヶ月時点での母親の困難感および生後8ヶ月時点での困難感は、両郡間で有意な差は認められなかった。すなわち、介入による効果はみられなかった。 一方、妊娠中の母親の不安傾向とストレス対処能力が産後の泣きに対する困難感に影響しているのではないかと分析したところ、妊娠中の不安傾向が高いほど、産後の泣きに対する困難感が高いこと、反対に妊娠中のストレス対処能力が高いほど、産後の泣きに対する困難感が低いことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産後の母親の育児困難感が増強し育児ノイローゼに陥らないような支援が必要と考えている。本研究では、母親が育児を困難に感じる要因の一つで“児の泣き”に着目している。児の泣きに特化して抱く母親の困難な感情に焦点をあてており、極度な育児不安や育児ノイローゼに陥らないように、育児支援プログラムの効果が検証できれば、母親の育児困難感が軽減され、母性保健の向上に貢献でき、乳幼児虐待等のリスク発声の予防につながる。
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