研究課題/領域番号 |
26463458
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 長野県看護大学 |
研究代表者 |
千葉 真弓 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20336621)
|
研究分担者 |
渡辺 みどり 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (60293479)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 認知症 / 看護実践 / 質評価 / 質 / 看護実践能力 / 看護の質 / 看護 / 質の評価 |
研究成果の概要 |
老人看護専門看護師の実践内容と文献検討より、認知症看護実践を評価する枠組みとして、「認知機能障害をふまえたアセスメント」「苦痛緩和と治療への支援」等、5つを明らかにした。これら枠組みにもとづき、地域包括ケア病棟における認知症看護実践の質を評価する項目作成を目的に認知症看護認定看護師9名を対象に面接調査を実施した。 その結果、患者個々の認知機能をふまえた「アセスメント」「苦痛の緩和」「リハビリと療養行動への支援」「その人らしい生活を支える」「医療と生活への意思決定支援」「尊厳ある終末期を支える」「家族の介護生活を支える」「多職種協働」といった8つの看護実践領域からなる項目を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケア病棟という急性期治療後の療養病棟における認知症看護実践の質を評価するための8つの看護実践領域からなる項目を明らかにすることができた。これら明らかになった看護実践は、どの実践領域においても「アセスメント」領域の看護実践で捉えた患者個々の認知機能と身体機能をふまえた実践として実施されるという点において、個々の認知症患者に応じた個別性の高い看護実践となりうる。この点において、認知症看護の質を評価するための指標として活用できるといえる。また、これらの実践領域の看護は急性期の治療を終え在宅復帰を目指す認知症患者の支援ニードを明確にする視点としても活用しうる。
|