研究課題/領域番号 |
26463482
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
橋爪 祐美 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40303284)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2014年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 勤労女性介護者 / 老親介護 / 熟年夫婦 / ストレスマネジメント / 共助互恵性 / 熟年女性 / ケア従事者 / メンタルヘルス / ジェンダー / 夫婦関係 / 家族看護 / 介護うつ / interpersonal support / 規範意識 / バーンアウト / ソーシャルサポート |
研究成果の概要 |
老親を介護する中高年女性看護介護職者(以下、女性)と配偶者の介護生活適応に着目し、ワーク・ライフ・バランスの持続を可能にする「夫婦間の心のケア」の在り方の探索を目的とした。介護する女性は職場・自宅を問わず自身の感情を管理する状態(感情労働)が続くため、バーンアウトから、うつ状態に移行する可能性が高い。夫の家事介護育児の分担や、女性の余暇時間の確保、女性が「夫にありのままを受け入れられている感覚」を持てるような、夫から妻への労わりの言葉かけ等の精神的サポートが必要であるが、夫が男性であることを意識して控えがちになる傾向があり、その具体的な手立て(技術)についても更に検討を要することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会における看護介護を担う人材として、豊かな実務・人生経験をもつ中高年勤労女性看護介護従事者(以下、女性または妻)の確保が求められており、これら女性の介護辞職回避のために、夫からの精神的サポートが重要である。本研究では、老親を介護する勤労者夫婦間で、妻が「夫から、ありのままの自分を受け入れられている」感覚が持てるような夫からの働きかけが、女性の精神的健康の保持増進と、介護辞職回避のために必須となることがわかった。 介護前離婚、虐待・尊属殺人等の危機的現象の報道が増える昨今、夫婦のプライバシーに配慮しつつ、熟年夫婦の関係性を深める手立てについて海外の事例を交えて検討する意義を見出せた。
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