研究課題/領域番号 |
26463576
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
上田 修代 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40637526)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 新任期保健師 / リフレクション / 地域看護実践 / 行政保健師 |
研究実績の概要 |
2~4年目の新任期保健師のリフレクション能力獲得内容の特徴 1.研究の背景:保健師は、新任期から他職種の中で一人配置という環境に身を置くことも多く、機能が拡大してきており、保健師の基盤となる能力が育ちにくい現状がある。そのため、保健師自ら専門能力を高める必要がある。2.目的:地域看護実践における新任期保健師のリフレクションの特徴を明らかにする3.方法1)研究参加者:保健所及び市町村保健センターの保健部門で住民に対して直接地域看護実践を行う保健師経験2~4年目の新任期保健師3名2)調査期間:2014年8月~12月3)調査方法:地域看護実践の内容、実践の中で気にかかったことを聞き取った。当該大学の倫理審査委員会の承認を得た。4)分析方法:事例ごとに、地域看護実践の中で気にかかったこと、その時の感情、その感情のもととなったもの、他者との関わりや周囲の状況、気づきの語りについて質的に分析し、統合した。4.結果1)研究参加者の概要:保健師3名であった。2)分析結果:地域看護実践の中で気にかかったことの語りは7場面、その時の感情の語りは20場面、その感情のもととなったものの語りは17場面、他者との関わりや周囲の状況の語りの場面は17場面、気づきの語りは8場面であった。リフレクションの流れの中で、迷いが生じ混沌とした際には、迷いと共に生じた感情のもととなったものを追究する場面と、更に自ら他者との関わりを積極的に取り込み周囲の共感を得る場面が増え、また様々な場面で地域の中に散乱する多くの情報を整理することにより、リフレクションの流れは進展し気づきを得ていた。5.考察:新任期保健師のリフレクションの過程の特徴は、【気にかかる現象】と遭遇してリフレクションが開始し【気にかかる現象の内面的吟味の思考】、が生じていた。それに対する認識や感情が派生し、それらを自分に取り込むことで【気づき】を得ていた。
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