研究課題
基盤研究(C)
腸管から吸収されにくいにも関わらず、生活習慣病改善作用を発揮しうる食品因子の作用機構を検討した。特に抗炎症作用を有するスフィンゴミエリンの作用について詳細に検討したところ、腸管透過性を亢進させることと血中エキソソームのグルコース取り込み促進作用を亢進させることが明らかとなった。これらの結果は、腸管から吸収されにくい食品因子が腸管に対する作用、または腸管を経由し血中エキソソームの組成を変化させる作用を発揮することで、生体に影響を及ぼすという新たな作用機構の存在を示唆するものと考えられた。
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