研究課題/領域番号 |
26502017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ケア学
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研究機関 | 大阪行岡医療大学 |
研究代表者 |
高井 範子 大阪行岡医療大学, 医療学部, 教授 (60388668)
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研究分担者 |
行岡 秀和 大阪行岡医療大学, 医療学部, 教授 (80117986)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | レジリエンス / ナラティヴ / QOL / より良い医療 / 患者対応 / 青年期から高齢期 / 質的研究 / 量的研究 / 患者のQOL / より良い医療環境 / 心理学的介入 / 対応指標 / インタビュー調査 / ナラティブ / 患者のQOL |
研究成果の概要 |
本研究では質的研究と量的研究による多角的検討を行った。1.患者を含む成人期・高齢期の人々のナラティヴを通して逆境を乗り越えて前向きに生きることに寄与するレジリエンス要因の解明、2.レジリエンス経験者の主観的QOLの経時的変容、3.尺度作成による量的研究おいて青年期から高齢期におけるレジリエンスの発達的変化・男女の差異および関連要因が見出された。 また、より良い医療の実現に向けて、4.看護師のストレス要因、5.患者対応指標への手がかり、6.看護師の視点から医療現場に望むこと、7.患者のQOLを高めるために、医療スタッフや医療全般に関して患者や家族が感じていること(満足点・不満点等)が見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、広範囲な年齢層の青年期から高齢期および患者を対象とし、量的研究(質問紙調査)だけでなく、質的研究としてナラティヴ(語り)の手法をも取り入れ、さらに、SEIQoL‐DWの指標を用いて個人主体の主観的QOLの数年間にわたる経時的変容など、多角的にレジリエンスの諸要因を解明したところにある。 また、より良い医療の実現に向けて、看護師の患者対応指標への手がかりやストレス要因、看護師の視点による医療環境整備に向けての改善点、さらに、広範囲なデータ収集により、患者や家族の視点による医療スタッフの満足的・不満点および医療全般への要望等を明らかにしたことにある。
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