研究課題
基盤研究(C)
白血病の治療において、抗癌剤が効かなくなる(耐性を獲得する)ことが多い。そのため耐性獲得の機序を解明ことは重要である。本研究では、抗癌剤(dEpoB)に耐性を持った白血病細胞株(CEM)を作製し、細胞膜上の糖鎖の構造を解析した。耐性細胞株(CEM/dEpoB)は、2-6シアル酸を持った糖鎖が減少していた。この減少は、シアル酸を付ける酵素(ST6GAL1)の遺伝子の減少によるものであった。 この糖鎖の減少と抗癌剤耐性の因果関係を知るためにST6GAL1遺伝子を操作した。ST6GAL1遺伝子を導入したCEMは、抗癌剤耐性を獲得した。この結果は、この糖鎖の減少は耐性獲得の原因であることを意味する。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)
Glycoconj J
巻: 33 号: 3 ページ: 471-82
10.1007/s10719-016-9653-7
Glycoconjugate J.
巻: 未定 号: 3 ページ: 405-415
10.1007/s10719-015-9625-3