研究課題/領域番号 |
26507004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
睡眠科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
村松 一洋 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (70510907)
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研究分担者 |
井上 雄一 公益財団法人神経研究所, 研究部(代々木), 研究員 (50213179)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 睡眠障害 / renal failure / Rotigotine / Btbd9 / 動物モデル / RLS / むずむず脚症候群 / 腎不全 / ドパミン |
研究成果の概要 |
腎不全患者のRLS発症促進機構を解明するため、Btbd9変異マウスに患者血清を投与しかつ治療薬であるRotigotine投与により改善するかどうか、脳波及び筋電図による解析を実施した. Rotigotine投与による覚醒反応の増強とNREMの減少はプラセボ、健常者血清投与で生じ、RLS患者血清(特発性、透析)では変化がなかった.筋活動は変異型にRLS患者血清(特発性、透析)を投与した際に増強し、Rotigotineで改善した.筋活動に関してはPLMSに相当し、これはBtbd9変異とPLMSが強く相関するというヒトでの過去の報告を支持するものであった.この成果は論文にも掲載が決まった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Restless legs syndromeは加齢に伴い罹患率が上昇し、睡眠障害をきたすことで生活の質の低下を招くともに生活習慣病の発症リスクとなり、生命予後に影響する疾患である。腎不全による透析患者には高率に発症するこの疾患の病態を明らかにするために実施したこの研究により、発症機構を一部明らかにするとともに、治療の知見も見出した。これらの成果は、腎不全患者のRLS病態解明の基礎データとして十分な意義のあるものであり、患者の疾患管理や発症抑制に大いに貢献するものである。
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