研究課題/領域番号 |
26520207
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
連携探索型数理科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
今村 寿子 (滝川寿子 / 今村 寿子(滝川寿子)) 九州大学, 医学研究院, 助教 (30523790)
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連携研究者 |
朽名 夏麿 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任准教授 (70578559)
小林 亮 広島大学, 大学院理学研究科, 教授 (60153657)
三浦 岳 九州大学, 大学院医学研究院, 教授 (10324617)
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研究期間 (年度) |
2014-07-18 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 数理モデル / 植物細胞壁 / 葉表皮細胞 / 形態形成 / 座屈 / シロイヌナズナ / 反応拡散 / 画像解析 / 細胞間応力 / 曲げ弾性 |
研究成果の概要 |
シロイヌナズナの葉表皮細胞がジグソーパズル状に変形するメカニズムを調べるため数理モデルを構築し、細胞成長に伴い細胞壁が伸展し座屈することにより湾曲が生じるという仮説を検討した。細胞の成長とそれに伴う自由な変形が表現できる数理モデルを用いて、成長に伴う自発的な細胞の突出と陥入の形成が再現できた。細胞内骨格制御によって湾曲が生じるという従来の説に対して、局所的な細胞成長を組み込まないモデルでも突出/陥入のある複雑な細胞変形を説明できることを理論的に示した。この結果は、細胞内骨格制御因子の変異株でも細胞壁湾曲が見られることと符号し、細胞壁湾曲形成への力学的関与が示唆された。
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