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粒子と重層構造を持つ絵画の彩色を対象としたカラーマッチング手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 26540188
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 エンタテインメント・ゲーム情報学
研究機関東京藝術大学

研究代表者

松村 公太  東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 講師 (30538765)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードディジタルアーカイブズ / カラーマッチング / カラーマネジメント / 日本画 / 文化財
研究実績の概要

本研究は日本絵画の重要な特徴の一つである岩絵具について、デジタルでの色の再現性を高めるため、ディスプレイ上やデジタル情報での絵画の「色」の表現方法について検討することを目的とした。
26年度は絵画の鑑賞環境調査、岩絵具の3Dモデリングを目的とした絵画面の拡大観察、デジタル上での色の再現と各種デバイスへの適用の検討を中心に研究を進めた。
実際に岩絵具を用いて粒子と層構造を持つ絵画を制作し、展覧会場での展示や撮影を行うとともに、ホームページでの公開や図録印刷、ダイレクトメール印刷など実際的な媒体での色調整を実験・検証した。特に金泥を用いた表現のカラーマッチングに焦点を当て、再現の難しい金属材料を用いた表現に関して、デジタル及び印刷媒体における色調補正の手法について研究を深めることができた。また、それらの作品を素材としてマイクロスコープによる岩絵具の拡大観察を行い、岩絵具特有の粒子感や透明感、乱反射による輝き、重ね塗りによる層構造などの情報を視覚的にデジタルアーカイブし、マザーデータを蓄積した。
色再現の各種デバイスへの適用実験については、汎用の液晶ディスプレイや各種タブレット、スマートホンなどにおける表示時の色調補正を行い、伝統的日本絵画の質感を含めた雰囲気を違和感なくデジタル化する「構造色」の再現を試みた。
研究成果の一部は展覧会や美術雑誌誌面にて発表し、鑑賞環境により大きく見え方が変わる岩絵具の特性や、デジタル上での色調再現の重要性について一般にも広く公開することが出来た。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 光の表情を描く2014

    • 著者名/発表者名
      松村公太
    • 雑誌名

      美術の窓

      巻: 12月号 ページ: 16-21

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2016-06-01  

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