研究課題/領域番号 |
26550009
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
山口 啓子 島根大学, 生物資源科学部, 教授 (80322220)
|
研究分担者 |
坂井 三郎 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 生物地球化学研究分野, 技術研究員 (90359175)
|
研究協力者 |
田久和 剛史 宍道湖自然館ゴビウス, 学芸員
高須 晁 島根大学, 大学院 総合理工学研究科
Dettman David L. アリゾナ大学, 技術研究員
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 耳石 / メダカ / 酸素安定同位体比 / 塩分 / 回遊 / Sr/Ca比 / ミナミメダカ / 汽水域 / 環境履歴 |
研究成果の概要 |
魚の海と川の回遊履歴解読にはSr/Ca比が利用されているが,海と汽水の区別が出来ない問題がある。そこで、耳石の酸素安定同位体比を用いて魚の回遊履歴を推定する手法について検討した。斐伊川水系の淡水域から汽水域に生息するメダカを採取し、生息場所の塩分と耳石の酸素安定同位体比を調べた。その結果、塩分と、環境水および耳石のδ18O値とはいずれも直線関係を示した。また、塩分と水温を条件付けた飼育実験下で成長したメダカの耳石のδ18O値を測定したところ、塩分とδ18O値は直線関係を示し、水温の影響は小さかった。これらのことから、δ18O値は魚の生息塩分を推定する有効なツールとなることが示された。
|