研究課題/領域番号 |
26550040
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
下東 康幸 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00211293)
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連携研究者 |
巣山 慶太郎 九州大学, 基幹教育院, 助教 (60707222)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 有害化学物質 / 内分泌かく乱物質 / タモキシフェン / 乳がん / 小胞体膜受容体 |
研究成果の概要 |
本研究課題の目的は、乳がんに対する抗がん剤・タモキシフェンの新奇な標的を一般的な細胞の小胞体膜に同定し、これに結合しない誘導体を新規な抗乳がん剤として開発することである。まず、小胞体膜に存在する受容体の単離・精製には至らなかったものの、候補タンパク質の絞り込みに成就した。さらに、エストロゲン受容体には結合するが、小胞体膜タモキシフェン受容体には結合しない化合物の合成に成功した。さらに、これらが抗エストロゲン作用を示し、また、乳がん細胞増殖抑制作用を示すことを明らかにした。このように、新規な抗エストロゲン剤の創成に成功した。
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