研究課題
挑戦的萌芽研究
既存の免疫測定法で生じ得る抗体への非特異的反応による測定誤差の影響を受けない内因性ホルモン、とくに脳神経系の発達に重要な役割を果たす遊離型甲状腺ホルモン(THs)の高精度機器分析手法の開発を試みた。血清/血漿を限外ろ過デバイスにより1100 × gで30分間、37°Cで遠心分離後、得られたろ液をSPEカートリッジに通して精製することで、対象としたTHsに対して良好な回収率と精度を得た。検出下限値は、1.7-6.0 pg/mLであり高感度分析を達成した。確立した分析法をヒト、ウシ、ネコの血清/血漿に適用した結果、良好な精度が得られたことから多様な動物種に適用可能と結論付けられた。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 4件)
Environ Res
巻: 138 ページ: 255-263
10.1016/j.envres.2015.02.012
Archives of environmental contamination and toxicology
巻: (in press) 号: 1 ページ: 29-41
10.1007/s00244-014-0021-y