錯体・イオン会合体化によるCs濃縮法の開発

• 研究課題/領域番号: 26550055
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 環境技術・環境負荷低減
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 吉岡 敏明 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (30241532)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: セシウム / 濃縮 / イオン会合体

研究成果の概要

スラッジの発生量が少ないセシウム汚染水の処理方法の開発を目的として、種々の錯形成物質を用い、イオン会合体相へセシウムを濃縮する手法を検討した。錯形成物質として用いた物質の中で、tetraphenylborate(TPB－)が水相から高度にセシウムを抽出可能であることを明らかにした。さらに、イオン会合体としてn-pentyl amine (PA+)とperfluoro octanoic acid (PFOA－)を組み合わせた系において、TPB－を用いることで、水相からイオン会合体相への抽出率及び分配比の向上が可能であることを確認した。

研究成果

• [学会発表] イオン会合体を用いた溶媒抽出法によるゼオライトからのCs脱着 (2016)
  • 著者名/発表者名: 清水 翔太、熊谷 将吾、亀田 知人、吉岡 敏明
  • 学会等名: 第8回廃棄物資源循環学会東北支部研究発表会
  • 発表場所: 戦災復興記念館（宮城県・仙台市）
  • 年月日: 2016-02-08
• [学会発表] Desorption of cesium from zeolite A and mordenite by solvent extraction (2015)
  • 著者名/発表者名: 清水 翔太、熊谷 将吾、亀田 知人、吉岡 敏明
  • 学会等名: 平成27年度化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 弘前大学（青森県・弘前市）
  • 年月日: 2015-09-12
• [学会発表] 溶媒抽出によるA型ゼオライトからのCs脱着 (2015)
  • 著者名/発表者名: 清水 翔太、熊谷 将吾、亀田 知人、吉岡 敏明
  • 学会等名: 第26回廃棄物資源循環学会研究発表会
  • 発表場所: 九州大学（福岡県・福岡市）
  • 年月日: 2015-09-02
• [学会発表] 錯形成物質を用いたCsの濃縮 (2015)
  • 著者名/発表者名: 林 航太郎、諸橋直弥、服部徹太郎、亀田 知人、吉岡 敏明
  • 学会等名: 第7回廃棄物資源循環学会 東北支部研究発表会
  • 発表場所: ハーネル仙台(宮城県・仙台市)
  • 年月日: 2015-02-14
• [学会発表] Evaluation of the concentration of cesium by using ionic associates in water solution (2014)
  • 著者名/発表者名: Kotaro Hayahi, Tomohito Kameda, Toshiaki Yoshioka
  • 学会等名: International Symposium on Chenucak-Environmental-Bioneducak technology(isCEBT2014)
  • 発表場所: Taoyuan (Taiwan)
  • 年月日: 2014-09-10 – 2014-09-14
• [備考] 東北大学大学院環境科学研究科 吉岡研究室ホームページ
  • URL: http://www.che.tohoku.ac.jp/~env/index.html