研究課題/領域番号 |
26560138
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中村 征樹 大阪大学, 全学教育推進機構, 准教授 (90361667)
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研究分担者 |
市田 秀樹 日本文理大学, 工学部, 特任准教授 (50379129)
成瀬 尚志 京都光華女子大学短期大学部, ライフデザイン学科, 講師 (60467644)
東島 仁 山口大学, 国際総合科学部, 講師 (80579326)
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研究協力者 |
小島 健一 , 写真家
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 石炭産業 / 池島炭鉱 / 石炭政策 / 地域社会 / 経済発展 / 炭鉱開発 / エネルギー産業 / 地域コミュニティの変容 / 炭鉱労働 / 戦後の経済発展 |
研究成果の概要 |
戦後の日本社会の経済発展の傍らで、地方社会がいかなる変容を遂げ、どのような問題に直面してきたのか。「中央」と「地方」の関係について、戦後に開発が始まった長崎県の池島炭鉱に着目して検討した。以下の点が明らかになった。①池島炭鉱の歴史は、日本の石炭産業の衰退・終焉の歴史であり、閉山に至る過程や一時的な活況なども、国の石炭政策の密接な影響下にあった。②炭鉱の開発とともに地域社会は大きく変化し、離島という制約に伴う諸問題についても短期間で多くの改善が図られた。しかし閉山後、離島という制約は再度、顕在化することになった。③一地方の努力だけでは解決できない問題が、石炭産業の衰退期・末期に顕在化した。
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