研究課題/領域番号 |
26560145
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
福永 伸哉 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50189958)
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研究分担者 |
近藤 勝義 大阪大学, 接合科学研究所, 教授 (50345138)
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連携研究者 |
中久保 辰夫 大阪大学, 文学研究科, 助教 (30609483)
梅田 純子 大阪大学, 接合科学研究所, 准教授 (50345162)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 青銅鏡 / 摩滅 / 使用痕 / 摺動試験 / 表面観察 / 鏡片 / 原子間力顕微鏡 / 表面粗さ |
研究成果の概要 |
本研究では、弥生・古墳時代の青銅鏡に見られる「摩滅痕」の生成過程を、走査型電子顕微鏡、3次元マイクロスコープ等を用いた試料表面の高精細観察と、長時間の摺動試験を組み合わせることによって検討した。高精細観察においては、すべての試料が保存処理のための樹脂コーティングを施されていたために、当初の目的を果たせなかったが、出土後の保存処理のあり方に関して課題を明確にできた。摩滅実験については、木綿布を用いて長時間の摺動試験を湿式の方法で行ったが、表面の摩滅は認められなかった。これによって、長期間の手摺れによる摩滅痕を根拠とする「伝世鏡論」には再検討の必要があることが明らかになった。
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