研究課題/領域番号 |
26560146
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
李 素妍 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (50633260)
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連携研究者 |
松井 敏也 筑波大学, 芸術系, 准教授 (60306074)
吉川 英樹 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 地層処分研究開発部門, 研究員 (80201854)
伊勢 孝太郎 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 地層処分研究開発部門, 研究員 (90727710)
奥山 誠義 奈良県立橿原考古学研究所, 保存科学研究室, 研究員 (90421916)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 赤色顔料 / パイプ状ベンガラ / 劣化 / 埋蔵文化財 / 微生物 / 鉄還元細菌 / 顔料 |
研究成果の概要 |
本研究では埋蔵文化財の赤色顔料の微生物劣化の可能性を調査するためにパイプ状ベンガラの製造復元とそのベンガラを用いた培養試験をおこなった。 パイプ状ベンガラの製造を行い、その粒子は焼成温度の上昇によって色彩および粒子径が変化していた。高温焼成による色彩や寸法変化が示唆されて加熱温度、粒子成長および色彩変化に対する有意な関係性を見出した。上述のパイプ状ベンガラを用いた微生物培養では、鉄還元細菌が存在する実験のみで板状結晶(Vivianite)が生成されてパイプ状ベンガラの一部になっていた。板状結晶の生成によりパイプ状ベンガラのの粒子形状が把握できなくなり、形状変化による劣化の可能性がみられた。
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