研究課題/領域番号 |
26560190
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松浦 純生 京都大学, 防災研究所, 教授 (10353856)
|
研究分担者 |
岡本 隆 国立研究開発法人森林総合研究所, その他部局等, チーム長 (30353626)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 積雪地帯 / 再活動型地すべり / 地温 / スメクタイト / リングせん断試験 / 残留強度 / 温度効果 / 地すべり / 膨潤性粘土鉱物 / 膨張性粘土鉱物 |
研究成果の概要 |
晩秋から初冬の寒候期に発生する浅い地すべりの発生誘因として、浅層地温の季節変動が関与する可能性に注目した。新潟県伏野地すべり地にて、すべり面を含んだ不攪乱試料を採取し、せん断強度の温度依存性を確認した。実験の結果、低温環境ほどすべり面強度が低下し、緩速なクリープ変位を誘発することがわかった。また、リングせん断試験機を用いて、全国各地の地すべり地より採取した数多くの粘土を用いて残留強度の温度効果を調べた。スメクタイトに富む粘土ほど温度依存が顕著であることや、せん断面に粒子配向しやすい遅い変位速度条件ほど、低温時の強度低下が起きることを明らかにした。
|