研究課題/領域番号 |
26560204
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
百武 徹 横浜国立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20335582)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 非ニュートン流体 / 精子鞭毛 / 画像解析 / 精子運動 / 運動解析 |
研究成果の概要 |
実環境下の流体環境が精子運動に与える影響の解明を目的として,様々な粘度特性をもつ試薬内におけるウシ精子の運動のPTV解析,およびPIV解析による精子鞭毛まわりの流れの可視化を行った.実験の結果,ニュートン流体中では粘度増加に伴い精子速度,直進性が低下した.一方で,高粘度非ニュートン流体中では,同程度の粘度域のニュートン流体中に比べ,鞭毛形状,特に局所的な曲率に大きな相違が見られ,結果として,直進性,振動数が大幅に増加した.したがって,これまで観察されている希釈した溶液内での精子運動とは異なり,実際の卵管粘液内における精子は直線的に運動し,より効率的に卵子へ向かうことが示唆される.
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