体細胞クローン動物由来腎臓移植モデルによるマイナー組織適合性抗原の評価

• 研究課題/領域番号: 26560212
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生体医工学・生体材料学
• 研究機関: 徳島大学 (2015-2016); 山口大学 (2014)
• 研究代表者: 音井 威重 徳島大学, 大学院生物資源産業学研究部, 教授 (30311814)
• 研究分担者: 久保 正仁 山口大学, 共同獣医学部, 助教 (40593439) ; 原口 友也 山口大学, 共同獣医学部, 助教 (90634759)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: クローン / 腎移植 / ミトコンドリア / 拒絶反応

研究成果の概要

クローン動物を用いて体細胞を提供したドナーへの臓器移植を行うことにより、相違するミトコンドリアDNAの影響について検討した。本研究において、移植臓器の基となるクローン産子を得ることができなかったが、異種間クローン胚（ネコ体細胞と除核ブタもしくはウシ卵子を融合）の発育におけるトリコスタチンAの効果を調べた結果、ウシとの異種間クローン胚作製には効果はあったが、ブタとのクローン胚作製には効果がなかったことから、ミトコンドリアDNAの相違がクローン胚の発育にも影響を与えることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Epigenetic modulation on Cat-Cow interspecies somatic cell nuclear transfer embryos by treatment with Trichostatin A. (2017)
  • 著者名/発表者名: Wittayarat, M., Sato, Y., Do, T.K.L., Chatdarong, K., Tharasanit, T., Techakumphu, M., Taniguchi, M. and Otoi, T.
  • 雑誌名: Anim. Sci. J. 巻: 88 号: 4 ページ: 593-601
  • DOI: 10.1111/asj.12676
  • NAID: 120007099360
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Effects of duration of electric pulse on in vitro development of cloned cat embryos with human artificial chromosome vector. (2016)
  • 著者名/発表者名: Do L, Wittayarat M, Terazono T, Sato Y, Taniguchi M, Tanihara F, Takemoto T, Kazuki Y, Kazuki K, Oshimura M, Otoi T.
  • 雑誌名: Reprod Domest Anim 巻: 51 号: 6 ページ: 1039-1043
  • DOI: 10.1111/rda.12766
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Cell cycle analysis and interspecies nuclear transfer of cat cells treated with chemical inhibitors. (2014)
  • 著者名/発表者名: Wittayarat M, Fujiwara A, Chatdarong K, Techakumphu M, Sato Y, Tanihara F, Morita Y, Taniguchi M,and Otoi T.
  • 雑誌名: Acta Vet Hung. 巻: 62 ページ: 233-242
  • 査読あり / 謝辞記載あり