研究課題/領域番号 |
26560424
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 金沢学院短期大学 (2018) 同志社大学 (2014-2017) |
研究代表者 |
嶋田 容子 金沢学院短期大学, 幼児教育学科, 講師 (60422903)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 乳児 / 独言 / 私的言語 / ASD児 / 音環境 / 保育 / 乳幼児 / 発声 / 自閉症スペクトラム障害 / 音声 / 幼児 / ASD / 遊び / 自閉症スペクトラム / 私的発話 |
研究成果の概要 |
0~1歳児および自閉症スペクトラム症と診断された幼児を対象に、対象児が自宅で独りで発声する場面を縦断的に観察した。結果、独言における音声リパターンと遊び行動の変化が近いタイミングで生じたことが示唆された。 保育施設における独言について事例を収集し、乳児期の独言の分類項目を示唆した。独言に関連する発声行動を支える音環境について、騒音レベルの高い園で多人数混在音声が頻繁に生じたことを示した。また音環境評価項目を作成し、保育の音環境評価の手法を整えた。保育の音環境と発声行動の関連について保育者との協働調査を実施することで、研究成果を現場に還元すると同時に現場から研究の方向性について示唆を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私的言語は幼児の自己制御と関わる重要な機能をもつとされているが、言語獲得以前の独言やASD児の独言の機能についてはあきらかにされていなかった。本研究は独言のリズムやメロディーの発生、音遊びなど音楽的側面に着目し、先行研究の分類では説明できない独言の存在を示し、非言語の独言の機能について新しい解釈を提言した。 また保育現場において環境との関連を探り、保育者との協働により調査をおこなうことにより研究成果を具体的な保育環境改善にむすびつけた。
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