研究課題/領域番号 |
26580012
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 沖縄大学 |
研究代表者 |
須藤 義人 沖縄大学, 人文学部, 准教授 (00369208)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 沖縄諸島 / 霊魂 / オウ島 / 龕 / 風葬 / 土葬 / 洗骨 / 火葬 / 死生観 / 奄美大島 / 宮古諸島 / 葬送儀礼 / 埋葬 / 戦争犠牲者 / 沖縄本島近海離島 / 龕屋御願 / 沖縄本島 |
研究成果の概要 |
沖縄諸島において死人を葬った原初的な形態は、風葬である。風葬とは、天然の洞窟や森の霊域の中に、亡骸を野晒しする。戦前まで葬式を行う家は、「龕(ガン)」で死人を墓まで運んでいた。人々は行列で悲しみを表すとともに、死を運んでくる悪霊の侵入を恐れて厄払いをした。 日本だけでなく、世界中で土葬から火葬への移行が進んでいる。日本の火葬率は九八パーセントを超えるほどになっている。しかし、与那国島と与論島には龕の葬送文化が今も残っている。二〇〇四年に与論島でも火葬場が開設され、土葬主流から火葬主流へと変わる節目を迎えており、洗骨も廃れつつある。いま、死の多様性に関して、新しい時代に入ったといえるであろう。
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