研究課題/領域番号 |
26580014
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 早稲田大学 (2016) 京都大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
川名 雄一郎 早稲田大学, 高等研究所, 准教授(任期付) (20595920)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 性格の科学 / 骨相学 / オウエン主義 / エソロジー / 犯罪人類学 / 生理学的決定論 / 国際情報交換 |
研究成果の概要 |
本研究では、19世紀イギリスにおける「性格の科学」の分析をおこなった。具体的には、中産・上流階級にまで大きな影響力をもっていた骨相学、教育の重要性を強調し労働者階級に広く受容されたオウエン主義、およびこれらに対抗するものとしてJ・S・ミルによって構想されたエソロジーという3つの潮流を取り上げ、これらを相互の影響・対抗関係を念頭に置きながら検討することによって、①「性格の科学」の理論的特質、②「性格の科学」をめぐる歴史的文脈を描き出すこと、さらに③19世紀イギリスという具体例を通じて、「科学と社会」のあり方について考察した。
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