研究課題/領域番号 |
26580024
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
西本 直子 武蔵野大学, 環境研究所, 客員研究員 (00720898)
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連携研究者 |
河津 優司 武蔵野大学, 工学部, 教授 (50249041)
西本 真一 日本工業大学, 工学部, 教授 (10198517)
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研究協力者 |
腰原 幹雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50334321)
葛西 幸一 日本工業大学, インテリアデザインラボ, 助手
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 物質文化 / 家具 / 古代エジプト / 木工 / 美術史 / 構造力学 / 新王国時代 / 職人 / 道具 / ジェンダー / イタリア・トリノ・エジプト博物館 |
研究成果の概要 |
古代エジプトの副葬の文化と乾燥気候が多くの木工を今に伝え、中でも家具は快適性を求める意匠や仕掛けが注目されるが、既往研究は外観の象徴性に偏る傾向にある。本研究はトリノ・エジプト博物館収蔵の新王国時代の建築家夫妻の家具一式に関して実測図作製を重ね、新たに木工の視点から、無名の職人集団が優れた意匠を生み出す過程を解明しようとした。継手仕口の分析では日本の研究成果を援用した。看過されていた折り畳み式物差しや寝台が、利便性を持つ稀少な実用例と推測された点を国際学会で発表し、来年出版予定である。寝台の実大模型製作による木工の追体験の結果も学会で報告した。完成模型は寝台のメカニズムの実証実験に使用する。
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