研究課題/領域番号 |
26580076
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
時本 真吾 目白大学, 外国語学部, 教授 (00291849)
|
連携研究者 |
宮岡 弥生 広島経済大学, 経済学部, 教授 (10351975)
時本 楠緒子 尚美学園大学, 総合政策学部, 講師 (10435662)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 事象関連電位 / 事象関連スペクトル摂動 / P600 / 数量詞遊離 / 島の制約 / 大域的同期 |
研究成果の概要 |
本研究は,言語由来の事象関連電位(ERP)として,しばしば議論されるP600に注目し,脳波計測によって,既存の言語理論の再検討を試みた。近年,あるERPを惹起する言語現象は一つではないことが明らかになった。本研究は様々な構造特性を持った数量詞遊離文を刺激として,ERPの潜時帯,極性,頭皮上分布を考察し,構造特性とERP成分との対応を検討した。実験の結果が示すのは,統語的制約違反と「統合」によって惹起される陽性成分は頭皮上の分布がかなり異なっていて,先行入力からの統語的予測がERP分布を大きく左右するということである。このことは,ERPが実時間処理に大きく依存していることを示している。
|