研究課題/領域番号 |
26580084
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
米谷 隆史 熊本県立大学, 文学部, 教授 (60273554)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 東北方言 / 出版 / 印施 / 濁点 / 五十嵐富安 / 農喩 / 方言 / 近世版本 / 施印本 / 教訓書 / 農書 / 通俗医書 / 順礼歌 / 近世出版 / 往来物 / 方言の反映 / 近世の出版 / 東北地方 / 仮名遣 / 言語意識 |
研究成果の概要 |
近世の東北地方で刊行された書物のうち、30本以上に方言の反映が存することを明らかにした。その大部分は庶民向けの農書や教訓書で、中には、読みやすさを考慮して方言を反映させた旨を序文で明言するものも見られる。ただし、秋田藩の家老が武士の心得を記した書物にも語頭以外のカ・タ行への濁点が見られることから、教諭の場においては、こうした表記による著作が階層を越えて許容されていたと推定される。
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