研究課題/領域番号 |
26580132
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
|
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
気賀沢 保規 明治大学, 研究・知財戦略機構, 研究推進員(客員研究員) (10100918)
|
研究分担者 |
梶山 智史 明治大学, 文学部, 助教 (20615679)
櫻井 智美 明治大学, 文学部, 専任准教授 (40386412)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 巡礼 / 房山石経 / 五台山信仰 / 円仁 / 敦煌五台山壁画 / 石刻資料 / 参天台五台山記 / 唐宋変革 / 逃戸 / 敦煌壁画 / 安史の乱 / 仏教社会 / 仏教石刻 / 仏教石経 |
研究成果の概要 |
中国史上の「巡礼」がいつ頃登場するか。本研究は巡礼史料の集約と考察から、幾つかの成果を出した。 1)「巡礼」は唐代に現れ、9世紀前半に盛り上がった。だがそれは会昌の廃仏で衰退する。ここから廃仏の背後に「巡礼=移動」に対する国家の危機意識を読み解いた。2)敦煌壁画の五台山図は、9世紀前半の五台山巡礼に刺激を受けて描かれた。その原図は長慶4年(824)の唐吐蕃会盟の結果、吐蕃に渡った。3)巡礼は9世紀の後半に再び活発化する。この事実を宋代巡礼の広まりに繋げると、巡礼は唐宋変革に関わる課題となる。4)その他『新編唐代墓誌所在総合目録』『房山石経巡礼題記資料集』『古清涼伝翻訳』などの整理と刊行を行った。
|