研究課題/領域番号 |
26590011
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
新領域法学
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研究機関 | 明治大学 (2015-2016) 北海道大学 (2014) |
研究代表者 |
鈴木 賢 明治大学, 法学部, 専任教授 (80226505)
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研究協力者 |
許 秀雯 台湾同性伴侶権益推動聯盟, 理事長
黄 詩淳 国立台湾大学, 法律学院, 副教授
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 性的マイノリティ / LGBT / 不可視化モデル / 台湾法 / 中国法 / 性的指向 / 同性婚 / 同性パートナーシップ / 性自認 / 非制度化モデル / マイノリティの人権 / セクシャルマイノリティ / 多元的家族 / 婚姻 / 性指向 / 民法改正 |
研究成果の概要 |
性的マイノリティ法制度化における不可視化モデルに属していた台湾では2000年以降、権利保障モデルへの転換が始まり、2015年の自治体における同性パートナー戸籍註記制度を経て、2017年5月の司法院大法官の憲法解釈で同性間に婚姻を法的に承認することで決着をみた。中国では依然として不可視化モデルへの固着化が続き、変転の兆しが見えていない。台湾のモデルチェンジは、①西洋近代的価値(リベラリズムや人権、立憲主義)に対する若い層を中心とする強い国民的コミットメントがあること、②それが中国に対する台湾意識の背景を支えていること、③女性運動に先導されたLGBTによる社会運動の興隆などによることが判明した。
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