研究課題/領域番号 |
26590054
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済史
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
塩谷 昌史 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教 (70312684)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | ロシア / 内務省 / 統計制度 / 中央統計委員会 / 統治 / 公衆衛生 / 国際統計会議 / 生‐政治 / 近代 / 情報 / 帝政ロシア / 統治構造 / 統治手段 / 日本 / ヨーロッパ / 国民国家 / 社会 |
研究成果の概要 |
19世紀初頭以降、西欧諸国では社会統計を国内の統治に応用する。帝政ロシアは近隣諸国を参考に、1858年に内務省に中央統計委員会を設置し、国内の様々な統計データをこの統計委員会に集約する。内務省は統計データに基づき、国内統治を円滑化すると同時に、公衆衛生の改善に努める。1917年のロシア革命を称賛する余り、帝政ロシアの行政を過少評価してきた。しかし、内務省の新聞の分析から明らかになったのは、帝政ロシアは社会政策により国民の厚生を高めたこと、国内の情報をくまなく収集する統計制度を整備したことである。帝政ロシアの統計制度が十分に整備されていたため、ソ連の計画経済が可能となったと考えられる。
|