研究課題/領域番号 |
26600102
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
河江 達也 九州大学, 工学研究院, 准教授 (30253503)
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研究分担者 |
稲垣 祐次 九州大学, 工学研究院, 助教 (10335458)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 金属中水素 / 液体水素 / 吸蔵・拡散 / 量子現象 / トンネル効果 / ナノコンタクト / 微分伝導測定 / 水素吸蔵・拡散 / 金属ナノコンタクト / ブレークジャンクション実験 / Vibrating Wire法 / パラジウム / バナジウム / 吸蔵・拡散 |
研究成果の概要 |
金属内水素の検出技術として非弾性電子分光法を開発した。電子の平均自由行程より小さいナノ接合に電圧を印加すると、電子は高エネルギーをもつ弾道電子として振舞う。この弾道電子はフォノンや金属中水素と衝突・散乱することでエネルギーを失う。この非弾性散乱過程を、電流-電圧特性の微分伝導測定を通して追跡することで、水素化物の水素濃度・エネルギー状態などを究明できることを明らかにした。さらにパラジウム、バナジウム、ニオブ等の金属でできたナノ接合を用いて非弾性電子分光実験を液体水素中で行うと、バイアス電圧印加に伴い水素が吸蔵され、高濃度の水素化物が生成されることを見出した。
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