研究課題/領域番号 |
26610131
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 量一 京都大学, 工学研究科, 教授 (10263401)
|
連携研究者 |
モリーナ ジョン 京都大学, 大学院工学研究科, 助教 (20727581)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | シミュレーション / アクティブマター / 細胞遊走 / 生体組織 / 細胞分裂 / 腫瘍 |
研究成果の概要 |
細胞をバネでつながった多数の粒子の集合体として表現し、基板上での細胞の形状変化と遊走運動を表現可能な力学モデルを構築した。具体的には、モータータンパク質であるミオシンが司る細胞の収縮と、接着分子が司る基板への接着とをモデルに組み込み、前者により形状変化を、後者により基板との相互作用を表現した。さらに、ミオシンやPIP3分子の時空間的な濃度変化を追跡するために、細胞膜上での興奮反応を導入した。これにより、分子の反応という分子スケールのダイナミクスから、形状変化と遊走運動という細胞スケールのダイナミクスへと階層をまたぐ、これまでにない非自明な力学モデルの構築に成功した。
|