研究課題/領域番号 |
26610138
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桜庭 中 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (50345261)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 境界要素法 / 弾性体力学 / 流体力学 / 線形安定解析 / 火山性微動 / 流れ誘起振動 / マグマ / 火山性地震 / 低周波微動 / 自励振動 / 流体実験 / 波動伝搬 |
研究成果の概要 |
火山性微動が、地下の流路をマグマが流れるときに発生する「流れ誘起振動」に起因する、という仮説を多角的に検証する試みをおこなった。水槽にゲル媒質を充填し、鉛直方向に板状の流路をつくって粘性流体を流す実験をおこなったが、期待される振動は発生しなかった。断面が楕円形の流路について、流れ誘起振動の線形安定解析をおこなった。その結果、ダイクのような有限幅の板状の流路の場合、板の横幅と同程度の波長のレイリー波がもっとも不安定化することが示唆された。これを実際のマグマの流れにあてはめると、ダイクなどの流路の幅に上限があることと、発生する火山性微動の周期に上限があることとが関係している可能性が示唆された。
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