研究課題
挑戦的萌芽研究
第四紀日本海は,溶存酸素に富む酸化的環境と酸素に乏しい還元的環境の間を繰り返し変動し,明色-暗色互層を堆積させてきた.本研究では,近年採取された日本海深海堆積物コアを対象に,微量元素組成分析を行って底層水の酸化還元度を復元し,酸化的と判断された層準における酸化環境の程度を,セリウム安定同位体比を用いて細分化することを試みた.微量元素分析の結果,酸化的環境と判別された明色層においてもセリウムを還元する程度には還元的であり,同位体比の分析検討には適さないことが判明した.今後,最終年度に採取したサンプルについて更に検討し,よりセリウム同位体比の検討に適したサンプルを特定して研究を進める予定である.
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (21件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
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