研究課題
挑戦的萌芽研究
Ni(II)錯体をテンプレートとして、ワンポットで大環状テトラアミド配位子(H4DTTM)を合成した。中間スピン状態の(NEt4)2[Fe(III)(DTTM)Cl] (1)を合成し、その結晶構造を決定した。また、錯体1は、CH3CN中で、2段階の可逆な酸化還元過程を示すことを明らかにした。次に、吸収スペクトル測定によりその酸化過程を追跡し、異なる等吸収点を示す2段階の吸収変化を観測した。化学的酸化により得られた錯体1の1電子酸化体と2電子酸化体の単離と結晶構造決定にも成功した。1電子酸化体は三重項(S = 1)の状態にあり、2電子酸化体は、温度に依存した原子価互変異性を示すことがわかった。
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すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 1件、 査読あり 14件、 オープンアクセス 10件、 謝辞記載あり 10件) 学会発表 (65件) (うち国際学会 11件、 招待講演 18件) 備考 (2件)
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