研究課題/領域番号 |
26620046
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
持田 智行 神戸大学, 理学研究科, 教授 (30280580)
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研究分担者 |
桑原 大介 電気通信大学, 研究設備センター, 准教授 (50270468)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | イオン液体 / メタロセン / 配位高分子 / 有機金属錯体 / ルテニウム錯体 / 光反応 / 触媒 |
研究成果の概要 |
本研究では、光・熱によって可逆な固液転換を起こす金属錯体物質を実現した。この物質は、シアノ基を導入したサンドイッチ型Ru錯体からなるイオン液体である。この液体に紫外光を照射すると、徐々に黄色のアモルファス配位高分子に転換した。この反応では、光でサンドイッチ構造が開裂したのち、金属イオン間をシアノ基が架橋した配位高分子が形成される。生成した固体を加熱すると逆反応が起こり、元のイオン液体に戻った。この反応は分子間・分子内の結合転換を伴っており、分子性液体と配位高分子固体という、全く異なる結合様式を持つ物質の間の可逆な相互転換が実現した。
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