研究課題/領域番号 |
26620052
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
中島 裕美子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 触媒化学融合研究センター, 研究チーム長 (80462711)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 高スピン / マンガン / 求核剤 / アルコキシシラン / 3d金属 / 高スピン金属錯体 |
研究成果の概要 |
本研究では、安定な半閉殻構造を取るマンガン(II)錯体に着目し、これの反応性の詳細理解に基づき、高スピン型金属触媒の化学を展開することを目的とする。まず、N-ヘテロサイクリックカルベン(NHC)を支持配位子とする種々のマンガン(II)ジメチル錯体 2a-cを合成・単離し、X線構造解析により固体状態の構造を確認した。次に、錯体2a-cとテトラメトキシシラン(Si(OMe)4)との反応を検討すると、テトラメトキシシランのモノメチル化が選択的に進行し、MeSi(OMe)3が40%程度の収率で得られた。したがって、錯体2a-cは、電気陽性のMnに結合したメチル基が、求核剤として反応することが示された。
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