研究課題/領域番号 |
26620076
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮村 浩之 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (00548943)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | セルロース / ロジウム / 金属ナノ粒子 / 不均一系触媒 / 1,4付加反応 / 不斉合成 / 環境調和型触媒 / 固相NMR / キラルジエン配位子 |
研究成果の概要 |
有機溶媒中,塩基性条件下還元的に形成した微小ロジウムナノ粒子をセルロース上に担持することができた.本触媒は二級アミド構造を有するキラル二機能性ジエン配位子を用いることでアリールボロン酸のエノンやエノエートへの不斉1,4付加反応において有効に機能し,高い収率,非常に高いエナンチオ選択性をもって目的物を与えた.本触媒は金属の流出なく活性,選択性を維持したまま回収,再使用が可能であった.固相NMR検討によりセルロース上に担持されたロジウムナノ粒子とキラルジエン配位子の相互作用を観測することに成功した.また,本触媒系は正の非線形効果を示すという興味深い結果を与えた.
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