研究課題
挑戦的萌芽研究
遷移金属錯体による炭素-水素結合の触媒的分子変換反応を効率化するため, 有機分子への活性化基の導入・結合形成・活性基の再利用という一連の素反応から成り立つ触媒反応の開発に取り組んだ. その結果, 当初予想していた反応機構とは異なるものの, サリチルアルデヒドを活性化基として用いたアミン化合物のパラジウム触媒アリール化反応の開発に成功した. また検討を進める過程で, β-ラクタムの炭素-窒素結合に分子内オレフィンが挿入し, 含窒素縮環化合物が得られる新規触媒反応を発見した.
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
Angewandte Chemie International Edition
巻: 56 号: 4 ページ: 1073-1076
10.1002/anie.201610666
Journal of the American Chemical Society
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http://www.sbchem.kyoto-u.ac.jp/murakami-lab/index.html