研究課題/領域番号 |
26620098
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
前田 勝浩 金沢大学, 物質化学系, 教授 (90303669)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | らせん / 共役高分子 / フラーレン / 円二色性 / 疎溶媒効果 / 記憶 / 自己集積 / キラル |
研究成果の概要 |
らせん構造の「外部にp型主鎖」、「内部にn型フラーレン」を配置した、ホールと電子の両方のキャリアを輸送可能な「らせん状π共役高分子被覆型フラーレンからなる両極性半導体材料」の開発を行った。その結果、3, 3’-ビフェニリレンをジエチニレンで連結したπ共役高分子が、光学活性なゲスト分子との非共有結合相互作用を介して疎溶媒効果によって一方向巻きのらせん構造へと折りたたみ、一旦誘起されたらせん構造は、ゲスト分子を除去した後も自動的に記憶として保持されることを見出した。さらに、本ポリマーが形成するらせん構造の内側の空孔内にフラーレンが包接されることが分かった。
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