研究成果の概要 |
本研究では、カルバゾール1,8-位で連結された共役高分子を環境負荷が低い重合法で合成し、得られた高分子のイオン認識能を調査することを目的とした。炭素-水素結合活性化による直接アリール化重縮合法を用いた場合、立体障害のため目的高分子を得ることができなかった。一方、アルキンとアジドのクリック反応を用いると、対応するポリ(1,8-カルバゾール)を得ることができた。得られたポリ(1,8-カルバゾール)の溶液中でのイオン認識能を調査した結果、シアン化物イオンとスズイオンを選択的に認識して発光特性が変化することが分かった。
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