研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、イオン液体/金属スパッタリング方によって新規な貴金属コア-酸化物半導体シェル粒子を作製し、その電極触媒活性を評価した。まず、イオン液体に対してAuとPdを同時にスパッタ蒸着し、液体中にAuPd合金ナノ粒子(粒径:約2 nm)を作製した。次にこれにInをスパッタ蒸着して複合化させたた。得られた粒子はAuPd粒子コア表面を約1 nmのIn2O3薄膜が均一に被覆したコア-シェル構造体であった。この粒子を用いてエタノール酸化反応を行ったところ、未修飾AuPdナノ粒子の約半分の電極触媒活性をなったものの、非常に高い熱安定性を示した。これは、In2O3シェルによるAuPdコアの安定化による。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 3件) 図書 (1件)
J. Mater. Chem. A
巻: 3 号: 11 ページ: 6177-6186
10.1039/c4ta06643j
Dalton Trans.
巻: 44 号: 9 ページ: 4186-4194
10.1039/c4dt03557g
Phys. Chem. Chem. Phys.
巻: 17 号: 6 ページ: 4042-4046
10.1039/c4cp04673k